2013年6月27日木曜日

小学校給食調理業務の民間委託化に関して決議案を提出

こんにちは。

昨日、市議選後最初の定例議会となった6月議会が終わりました。

何回かに分けて、6月議会を振り返ってみたいと思います。

以下は、私どもの会派「みんなの党・小金井刷新の会」が原案を作成し、他の4会派と共同で提出した決議案です。

まずは、お読みください。


小学校給食調理業務の民間委託化に関する決議

市立小学校9校のうち5校の給食調理業務を本年9月から民間委託することを内容とした平成25年度小金井市一般会計補正予算(第1回)が可決された。 
小金井市議会は、そのことを踏まえ、市長並びに教育委員会に対して、以下のことを要望する。

一、     小学校給食の民間委託化にあたっては、本補正予算の議決後も保護者等との協議を継続して行い、その場で出された意見を十分に斟酌(しんしゃく)して予算を執行すること。
二、     委託の仕様等に関しての情報公開を徹底し、委託先の決定に関しても保護者等の意見を聴取する具体的な方策を講じること。
三、     民間委託化に伴って生み出される財源は、保護者等からの意見を十分に斟酌(しんしゃく)して、放射性物質対策を含む給食食材の安全性の確保など、緊急性・必要性の高い施策を優先して使途を定めること。
四、     今後、市の業務を見直す場合は、影響を受ける市民への情報公開を徹底し、市民参加条例や市民協働の指針を十分に尊重して対応すること。


 以上、決議する。



この決議案は、6月26日の本会議で採決に付され、賛成9、反対14で否決されました。

賛成=みんなの党・小金井刷新の会(渡辺大・百瀬)生活者ネットワーク(田頭・林)こがねい市民会議(斉藤)市民自こがねい(片山)小金井をおもしろくする会(白井)民主党(鈴木・岸田)

反対=自民党(中根・露口・遠藤・中山・湯沢)共産党(森戸・板倉・関根・水上)公明党(宮下・紀・渡辺ふ・小林)改革連合(五十嵐)


2013年4月18日木曜日

市議会の全役職が決まりました。


こんばんは。

本日開催された臨時議会で、新しい議会の人事が決まりました。

なお、特別委員会に関しては、今回は設置に至らず、6月議会に向けて何を設置するか協議することになっています。常識的に言えば「ごみ問題」「庁舎問題」に関しては設置が必要不可欠だと思います。個人的には、それに加えて「行財政改革」が必要だと思います。なお「議会基本条例」に関しても、特別委員会かそれに準じる機関での議論促進が必要だと思います。



小金井市議会の新役職一覧(2013年4月18日決定)

■三役

【議長】 

篠原ひろし(8期/改革連合)

【副議長】 

露口哲治(4期/自民党)

【監査委員(議会選出)】

宮下誠(3期/公明党)

■常任委員会(◎=委員長、○=副委員長)

【総務企画委員会】

◎中山克己(2期/自民党)/○関根優司(4期/共産党)/鈴木成夫(2期/民主党)/白井亨(1期/こがおも)/露口哲治(4期/自民党)/紀由紀子(3期/公明党)/五十嵐京子(5期/改革連合)/渡辺大三(6期/みんなの党・刷新)

【厚生文教委員会】

◎板倉真也(6期/共産党)/○小林正樹(2期/公明党)/湯沢綾子(1期/自民党)岸田正義(1期/民主党)/片山薫(2期/市民自治)/林倫子(1期/ネット)/水上洋志(3期/共産党)/宮下誠(3期/公明党)/

【建設環境委員会】

◎斎藤康夫(5期/市民会議)/○遠藤百合子(4期/自民党)/田頭祐子(2期/ネット)/渡辺ふき子(2期/公明党)/百瀬和浩(1期/みんなの党・刷新)/中根三枝(6期/自民党)/篠原ひろし(8期/改革連合)/森戸洋子(7期/共産党)

【議会運営委員会】

◎森戸洋子(7期/共産党)/○田頭祐子(2期/ネット)/中山克己(2期/自民党)/鈴木成夫(2期/民主党)/片山薫(2期/市民自治)/遠藤百合子(4期/自民党)/小林正樹(2期/公明党)/五十嵐京子(5期/改革連合)/渡辺大三(6期/みんなの党・刷新)

■議長の諮問機関

【議会報編集委員会】

◎五十嵐京子(5期/改革連合)/○白井亨(1期/こがおも)/湯沢綾子(1期/自民党)/岸田正義(1期/民主党)/片山薫(2期/市民自治)/林倫子(1期/ネット)/小林正樹(2期/公明党)/斎藤康夫(5期/市民会議)/渡辺大三(6期/みんなの党・刷新)/板倉真也(6期/共産党)

■一部事務組合議会議員及び行政委員会委員

【昭和病院組合議会議員】

小林正樹(2期/公明党)/関根優司(4期/共産党)

【湖南衛生組合議会議員】

鈴木成夫(2期/民主党)/田頭祐子(2期/ネット)

【東京たま広域資源循環組合議会議員】

五十嵐京子(5期/改革連合)

【東京都十一市競輪事業組合議会議員】

中根三枝(6期/自民党)/渡辺大三(6期/みんなの党・刷新)

【東京都六市競艇事業組合議会議員】

中根三枝(6期/自民党)/渡辺大三(6期/みんなの党・刷新)

【農業委員会委員】

遠藤百合子(4期/自民党)/斎藤康夫(5期/市民会議)/水上洋志(3期/共産党)/紀由紀子(2期/公明党)/

■各種委員

【三多摩上下水及び道路建設促進協議会委員】

1委員会=片山薫(2期/市民自治)/第2委員会=田頭祐子(2期/ネット)/第3委員会=中山克己(2期/自民党)

【青少年問題協議会委員】

湯沢綾子(1期/自民党)/岸田正義(1期/民主党)/林倫子(1期/ネット)/渡辺ふき子(2期/公明党)/百瀬和浩(1期/みんなの党・刷新)

【交通安全推進協議会委員】

露口哲治(4期/自民党)

【民生委員推せん会員】

小林正樹(2期/公明党)

【市民健康づくり審議会委員】

関根優司(4期/共産党)

【国民健康保険運営協議会委員】

遠藤百合子(4期/自民党)/百瀬和浩(1期/みんなの党・刷新)/紀由紀子(3期/公明党)/森戸洋子(7期/共産党)

【都市計画審議会委員】

湯沢綾子(1期/自民党)/鈴木成夫(2期/民主党)/白井亨(1期/こがおも)/林倫子(1期/ネット)/渡辺ふき子(2期/公明党)/斎藤康夫(5期/市民会議)/百瀬和浩(1期/みんなの党・刷新)/五十嵐京子(5期/改革連合)/森戸洋子(7期/共産党)

【消防団運営審議会委員】

鈴木成夫(2期/民主党)/中根三枝(6期/自民党)/板倉真也(6期/共産党)

【小金井市土地開発公社評議員会評議員】

中山克己(2期/自民党)/岸田正義(1期/民主党)/白井亨(こがおも)/片山薫(2期/市民自治)/林倫子(1期/ネット)/遠藤百合子(4期/自民党)/渡辺ふき子(2期/公明党)/小林正樹(2期/公明党)/斎藤康夫(5期/市民会議)/百瀬和浩(1期/みんなの党・刷新)/水上洋志(3期/共産党)/関根優司(4期/共産党)/中根みえ(6期/自民党)/紀由紀子(3期/公明党)/篠原ひろし(8期/改革連合)/板倉真也(6期/共産党)


     正式な会派名と所属議員数は以下の通り。

自由民主党小金井市議団(略称=自民党)5人
日本共産党小金井市議団(略称=共産党)4人
小金井市議会公明党(略称=公明)4人
小金井市議会民主党(略称=民主党)2人
みんなの党・小金井刷新の会(略称=みんなの党・刷新)2人
生活者ネットワーク(略称=ネット)2人
改革連合(略称=改革連合)2人
市民自治こがねい(略称=市民自治)1人
こがねい市民会議(略称=市民会議)1人
小金井をおもしろくする会(略称=こがおも)1人 


2013年4月10日水曜日

新議会の会派構成

こんにちは。

今日は、市議選が終わったことを受けての「議員初顔合わせ」でした。

最初に、記念撮影、自己紹介、市長挨拶などのセレモニーがあり、次いで、各議員による会派結成届の提出が行われました。

届出内容は以下の通りとなり、24名の市議会議員で10会派という状態になりました。

(◎=幹事長、○=副幹事長)

■自由民主党小金井市議団(◎露口哲治、○遠藤百合子、中根三枝、中山克己、湯沢綾子)

■日本共産党小金井市議団(◎森戸洋子、○関根優司、板倉真也、水上洋志)

■小金井市議会公明党(◎宮下誠、○紀由紀子、渡辺ふき子、小林正樹)

■小金井市議会民主党(◎鈴木成夫、○岸田正義)

■みんなの党・小金井刷新の会(◎百瀬和浩、○渡辺大三)

■生活者ネットワーク(◎田頭祐子、○林倫子)

■改革連合(◎篠原ひろし、○五十嵐京子)

■市民自治こがねい(◎片山薫)

■こがねい市民会議(◎斎藤康夫)

■小金井をおもしろくする会(◎白井亨)



今後の予定は以下の通りです。

4月11日、12日、15日 いずれも午前10時から

会派代表者会議 (議会の人事を調整するための会議)(傍聴不可)

4月18日 午前10時から

臨時議会(予定) (議会の人事等を議決するための会議)(傍聴可)



2013年3月27日水曜日

渡辺大三 市政報告会のご案内



 日頃のご支援に心より感謝申し上げます。

無所属(みんなの党推薦)で臨みましたこのたびの市議会議員選挙では、おかげをもちまして、第3位(2014票)で当選を果たすことができました。

また、4年前の市議選で私を応援していただき、その後、市政刷新に協力して取り組んできた百瀬和浩さんが、みんなの党公認で立候補し、第9位(1313票)で初陣を飾りました。市議会に仲間が増え、議案提案権を確保できたのは大きな前進です。

皆様よりのご期待に応えて、引き続き「脱ムダ」改革に全力を上げてまいります。

このたび、下記の通り、選挙後初の市政報告会を開催する運びとなりました。一方は私のみ、一方は百瀬さんと一緒です。ご都合が宜しければ、ぜひご参加賜りますようお願い申し上げます。

平成25年3月27日                   

情報公開こがねい 小金井市議会議員 渡辺大三




【1】 渡辺大三の市政報告会

日時  3月30日(土)18時~21時

場所  萌え木ホール(小金井市商工会館3階/小金井市前原町3の33の25)

◎会費  1500円(飲食費)

主催  情報公開こがねい/渡辺大三事務所


【2】 みんなの党 市政報告会(渡辺大三・百瀬和浩)

日時  4月7日(日)午後3時~7時

場所  小金井市商工会館(2階ホール/小金井市前原町3の33の25)

◎会費  3500円(飲食費)

共催  みんなの党小金井市議会第2支部
百瀬和浩と小金井市民の声
     情報公開こがねい
     みんなの党広域がんばる日本支部

    会場設営の都合上、ご出席いただけます場合は、【1】については当日正午までに、【2】については4月5日(金)夕方5時までに、参加人数をお知らせいただければ幸いです。連絡先は以下の通りです。

【電 話】090-3345-6929(留守番電話機能付き)
【FAX】042-381-5074
【メール】jyouhou.koukai.koganei@gmail.com

2013年3月16日土曜日

明日から小金井市議選


こんばんは。いつもお世話になりありがとうございます。

明日から市議会議員選挙が始まる関係で、日付が17日(日)になった時点から、24日(日)に投票箱が閉鎖されるまでの間、ブログやツイッターでの発信が制限されます。

「私がこれまでに取り組んできたこと」と「私の政策」に関しては、以下の「渡辺大三NEWS」にまとめさせていただいております。お時間がありましたらお目通しいただければ幸いです。

渡辺大三NEWS 2月号 表面
http://www.daizou.org/watanabe_daizou_130116A3_omote.pdf

渡辺大三NEWS 2月号 裏面
http://www.daizou.org/watanabe_daizou_130116A3_ura.pdf

渡辺大三NEWS 3月号 表面
http://www.daizou.org/watanabe_daizou_news_20130301o.pdf

渡辺大三NEWS 3月号 裏面
http://www.daizou.org/watanabe_daizou_news_20130301u.pdf

現在の任期中は、稲葉市長の落選、佐藤市長の途中辞職、稲葉市長の復帰など、市政はかなり揺れ動きました。

私は、4年間の任期の後半2年間は、ごみ処理施設建設等調査特別委員長として、佐藤市長、復帰した稲葉市長と向き合ってきました。委員長在職中に、ごみ問題の解決を図りたいと思ってまいりましたが、解決に向けた道筋が見えつつある中で改選ということになりました。

個人的には、この4年間の任期の中で、稲葉市長が掲げた「ムダ遣いの駅前再開発ビル庁舎建設計画」を撤回に追い込めたこと、また、市職員の高額手当の一部について引き下げを図ることができたこと、その2点については公約が実現できて良かったと思っています。

しかし、「ごみ問題」「賃借庁舎問題」「高額人件費問題」など、市政には未解決の問題が山積しています。

それらの課題について、きちんと政策を訴えていきたいと思います。

2013年3月8日金曜日

本日の記事に関して


こんばんは。

いつもお世話になりありがとうございます。また、ブログをお読みいただいておりますことに御礼申し上げます。

暖かくなりましたが、その分、大量の花粉が飛散し、大変な思いをされている方々も多いのではないでしょうか。私もその一人です。

市議会議員の任期は4年間ですが、あっと言う間に過ぎ去るもので、去る3月7日未明、小金井市議会は今任期の最終定例議会を終わりました。任期は4月4日まで残っていますが、その間には、おそらく議会は開かれないと思われます。

小金井市議会議員選挙は、3月17日告示・24日投開票の予定で行われます。

市議会議員選挙に先立ち、小金井市議会は、『小金井市議会だより』において、市議会議員全員の、平成21年度、22年度、23年度の諸税・年金の納付状況一覧を公表しました。これは、私を含む23人の市議会議員全員が公表に同意して、自らの個人情報を議会事務局に提出、内容を確認していただき、公表されたものです。公表の範囲に関しては、種々の議論がありましたが、「当該年度内に当該年度分を支払っているか」を記号で公表することになりました。

以下で御覧いただけます。

この一覧表では、○印が「当該年度分を当該年度内に支払い済み」、△印が「当該年度分を翌年度以降に支払い済み」、×印が「当該年度分をまだ支払っていない」を意味する記号となっています。

私の欄では、平成21年度の国民健康保険税に関してのみ△印がつきました。他の一議員は国民健康保険税の一箇所に△印がつき、また別の一議員は、年金保険料の二箇所に△印がつきました。

本来ですとすべて○印をつけたかったし、そうなるように毎年留意してきたのですが、平成21年度に関してだけは、私の家族に特殊な事情が相次ぎ、それが原因となって年度内に完済することができず、年度を越えて完済する事態となりました。

平成21年度に、私の家族に生じた特殊な事情を、家族は私人ですので個人情報に留意しつつ、可能な範囲で説明申し上げます。

まず、共同で生活費を分担している家族が事実上の失業状態となり、その生活の面倒を見ると同時に、種々の事情で一定額のお金を貸したりしなければならず、またすでに貸していた相当額の貸付金がまったく回収できなくなりました。

そして、そのような中、宮城県に暮らす父が、突然にくも膜下出血で倒れ、生死に関わる重大な手術を受けるという事態が発生しました。遠方までの搬送となり処置が遅れたため、症状は重く、その後も脳梗塞を何度も併発し、手術を繰り返す事態となりました。宮城県の実家では、父が家計を管理しており、銀行に行っても「本人の意思が確認できない限り、お金は下ろせません」と冷たく言われ、母も途方に暮れていました。父は一時期、自分が誰かも分からず、母や息子の私も認識することができないほどだったので、本人の意思確認が厳しい状態でした。家族で打ち合わせた結果、当分の間、何か大きな支出が必要な場合は、私もそれを負担する方向が決まりました。

その時点で、私の手元には、当該年度の国民健康保険税を年度内に完済できるだけの額は何とか用意できていましたが、他に貯金がないので、それを払ってしまうと、手術代や入院費、その他諸々の大きな出費には対応できなくなってしまいます。宮城県を何度も往復する費用や、突発的な支出への対応も考えなければなりません。

そのような事情で、平成21年度に関してだけは、年度を越えて完済するということになりました。父が手術を繰り返す不安が解消され、また実家の家計も苦しいながら見通しが立った時点で、完済いたしました。

「当該年度の分は当該年度に」というのが理想的な姿であり、越年度で延滞金を含めて支払うというのは例外だと思いますので、私自身、平成21年度に関しては内心忸怩(じくじ)たるものがありました。と言いますのも、今から約10年前、私の国民健康保険税の滞納が明らかになり、世の中をお騒がせしたことがあるからです。その苦い経験がありますので、それ以降は、「当該年度の分は当該年度に完済する」ことを常に意識してまいりました。しかし、平成21年度だけは、上述のような特殊な事情で、そのことが完遂できませんでした。

この場をお借りして、不快な思いをされた市民の皆様、またご心配いただいております市民の皆様に、改めて謝罪申し上げます。

大変申し訳ございませんでした。

悪いときには悪いことが重なるもので、翌平成22年度には、宮城県の実家が東日本大震災の津波に襲われ、父と母は、住める家、家財道具の大半、愛犬、思い出の品々などを瞬時に無くしました。震災関係で、私の支出も相当な額になりましたが、平成22年度分、23年度分、そして本年度分は、あれこれやりくりして、いずれも年度内に完済できました。

当たり前のことではありますが、今後も毎年度、そのような気持ち、そのような姿勢で臨んでいきたいと考えております。

お読みいただいた皆様に心より御礼申し上げます。


平成25年3月8日

小金井市議会議員 渡辺大三



なお、上述のような特殊な理由は、他のすべての議員の皆様にも説明申し上げましたが、ご理解いただけない議員も数多くおられました。それが、本日の記事の内容につながっております。

ご理解いただけなかったのは残念ですが、市議会議員選挙が近いこともあって、それぞれ政治的なご事情を抱えてのことだろうと思います。

そのことについては、議場や委員会室で、私の考え方を話しております。いずれ議事録が公表されれば閲覧できると思います。

2013年2月22日金曜日

コミュニティバス「空白区」は・・・



こんばんは。

小金井市内におけるコミュニティバスのバス停「空白区」を調べるため、市当局に資料請求しました。

丁寧につくっていただいた資料が、以下のように提出されました。



図面上、各円の中心に、小金井市及び周辺市が運行するコミュニティバスのバス停があります。円の半径は250メートルです。

これで見ると、ガラ~んと「空白」なのは、貫井北町のほぼ全域、本町の西部、桜町のほぼ全域、梶野町の北東部、貫井南町の北部、前原町の南部、ということが分かります。

私は以前、小金井市のコミュニティバス(ココバス)を市内北西部に運行させるため署名運動に取り組みました。しかし、まだ実現に至っていません。

「空白区」をなるべく無くしていく必要があると思いますので、費用対効果も考えながら取り組んでいきたいと思います。

2013年2月14日木曜日

小金井市のごみ問題に関する重要な議事録

こんにちは。

さすがに忙しくなってきまして、時々の更新となってしまい恐縮です。


市民の皆様から、「小金井市が、ごみ非常事態宣言以来この6年間も可燃ごみ処理施設建設場所を確保できていない件について、どういう流れだったのか経過を知りたい」とのお話を多々頂戴しています。今日は、そのことを考える意味で重要なやりとりを紹介させていただきます。

今から2年少々前の小金井市議会の議事録で、市議会が公的に公開しているものです。

特に重要な部分は赤字、太字にしてあります。

お読みいただきますと、敷地に関する情報が行政サイドに入っても、市民にも議会にも知らせないで、役所の中で握りつぶしてしまうという、およそ信じ難い体質が赤裸々になるものと思います。

小金井市のごみ問題は不可解な出来事の集積で今日に至っておりますので、今後、種々の経過に関して、検証していきたいと思っています。




2010年11月22日 小金井市議会 ごみ処理施設建設等調査特別委員会


◯渡辺(大)委員 (前略)二枚橋が調布市、府中市から、なかなか同意が得られないという状況は変わっていないというご報告なんですけれども、そういった中で、前も、一回、どこかで伺った記憶があるんですけれども、自動車試験場の西側に、もともと自動車教習所だった広大な土地があります。それで、この間、質問したときには、売却したいということで、公有地の拡大の推進に関する法律に基づく取得うんぬんと、そういうところまでは全然まだ行っていないというようなお話だったんですが、それで、その後の状況について伺うんですけれども、この自動車試験場の西隣の、自動車教習所の跡地については、私も見てきたんですけれども、特に建築お知らせ看板などもなくて、何かがあったりとかいうことでもないようですが、これに関しては、その土地を所有されている方とか、そのご関係の方から、小金井市には何らかのアプローチというのはあったんでしょうか。それとも、全く何のアプローチもないんでしょうか。ちょっと、この件に関して、市民の方々も、実は何軒かからメールをいただいていまして、その後、あの土地はどうなったんですかという質問が来ていて、ちょっと私も、今度、特別委員会があるので聞いてみましょうということで、お答えを返してあるので、小金井市に何か話が来ているのか、来ていないのか、このことについて、ちょっと明確にしていただけないでしょうか。

◯大矢都市整備部長 それでは、教習所の跡地について、市の方に提出があったかのかということでございますけれども、11月1日付けで、まちづくり条例第29条に係る大規模土地取引行為の届出が提出されてございます。契約は平成23年2月3日を予定とすることで届出が受理されたところでございます。

◯渡辺(大)委員 (前略)都市整備部長の方からのお話で、11月1日付けで、まちづくり条例第29条に基づく大規模土地取引に関しての書類が出ていて、その取引は、平成23年2月3日が予定されていますというご答弁でした。それで、ちょっと申し訳ないんですけれども、この取引というのは、現在、所有されている方が、第三者に売却するという届出なんでしょうか。その売却の相手方というのは、その書類の中には記載があるんでしたか。ちょっと、私、その書類のフォーマットを見ていないので分からないんですけれども、もし売るということになると、あれだけの面積ですから、小金井市は先買権などが、当然、ありますね。そうすると、そういう方向へステップ的に進む話なんでしょうか。ちょっとすみません、初歩的で分からない。流れがどうなっているでしょうか。要するに、こういう取引をしたいよと。公有地の拡大の推進に関する法律で、小金井市は買おうと思えば買えるというステップなのか、またちょっと違う内容の土地取引なのか、ちょっと分からないので、ポイントとしては、あそこを小金井市が買うチャンスがあるのかないのかが、市民の皆さんも関心があるところなので、ちょっとそこは明確にしておいていただけないでしょうか。二枚橋が、もうとにかくにっちもさっちもいかない状況の中で、試験場の西側の、元教習所のところというのは、言ってみるならば、東八道路に面して、市民関心の土地なわけです。そこに関しての動きというのは、ちょっと、我々も注意深く見ておく必要があるのかなと思っていまして、ちょっと今、大矢部長のご説明はアウトラインのご説明だったので、今後どんなふうになるのかということについて、ご説明だけ聞いておきたいと思います。

◯大矢都市整備部長 (前略)先ほど申しました大規模土地取引行為の届出につきましては、まちづくり条例第29条ということで、これにつきましては、事業計画の変更が可能な時期ということで、3か月前までに届けなさいというのを、まちづくり条例の中で定めておりまして、その後、委員おっしゃいます先買制度のお話でございますけれども、公有地の拡大の推進に関する法律につきましては、都知事の方に届け出るということで、譲渡しようとする日の3週間前までに届けなさいというのが、この先買制度の関係でございまして、大規模土地取引行為の届出の予定では、平成23年2月3日ですから、この契約する3週間前までに都知事の方に届け出て、市が必要だということであれば、先買制度ということで、市もしくは都に権利があるということですね。最終的に市も都も不要という判断が出るようであれば、その後、通知を申請者の方に出して、土地そのものの所有権が移るというようなことで流れていくのかなというふうに思っております。

◯渡辺(大)委員 (前略)大矢部長のご答弁で、委員長、これまでその件、報告はあったんでしたか。(「いえ、なかったです」と呼ぶ者あり)なかったよね。だから、ちょっと私、すごく不思議に思うのは、そういうことであるならば、なぜ、今日のごみ処理施設建設等調査特別委員会の冒頭で何もご報告がなかったんでしょうか。何で私がそう思うかというと、ずっと、あそこは、たしか市民検討委員会でも検討した経過がある土地でしょう。ところが、民有地ということで除外されたんですよね。ただ、その後、あそこの自動車教習所が閉鎖されて、どうなるんだろうということで、このごみ処理施設建設等調査特別委員会でも議論になっていたと思うんですね。(不規則発言あり)いや、違うんです。民有地の中には入っていたんです。民有地の中は、リストアップしたのは公にされていない。でも、あの基準でやれば、あそこは間違いなく入るんです。それは当たり前の話として(不規則発言あり)そうなんですけれども、ただ、そう考えてみると、市長、申し訳ないんですけれども、何でそういう情報はごみ処理施設建設等調査特別委員会にお知らせいただけなかったんですか。だって、今、二枚橋がもう、にっちもさっちもいかなくて、これはどうしようもないねという状況になっているわけでしょう。そういう中で、あの土地は同じ東八道路沿いで、二枚橋以上に面積があるのではないですか。そういう土地が、今、言ったような話が、市に書類が出ていますよというようなお話は、何で、今日のこのごみ処理施設建設等調査特別委員会でお話しいただけなかったんでしょうか。何か伏せておかなければいけない理由があるのでしょうか。ちょっと私、分からないんですね。その点、市長には伺っておきたいと思います。
 あと、大矢部長には実務的なことだけ聞きたいんですが、となると、取引の日が平成23年2月3日の予定で、その3週間前までに、もし、その売買を本当にやるんだったら、東京都知事あてに届出を出さなければいけないと。東京都知事に届が出ると、東京都が買うのか、小金井市が買うのかを判断して、東京都も小金井市も買いませんよということになれば、民間の売買と。買うとなればそちらが優先と。もし、小金井市が買うとなれば小金井市が優先されるということで、確認して間違いないかどうかと、あと、これは市長に伺うんですけれども、本当にその売買になるのかどうか、よく分からないんですが、これは、もし小金井市に東京都の方から、自動車試験場の隣の、元教習所の広大な敷地、二枚橋より広いでしょう。この敷地が出ましたよ、小金井市は買いますかと石原慎太郎都知事の方から稲葉小金井市長の方にお話が来たときには、市長は、これは買うんですか、それとも買わないんですか。二枚橋は、もうにっちもさっちもいかなくなっているという状況から考えると、もちろん、それでも近隣にお住まいの方々はいらっしゃいますから、そんなに簡単なことではないんですけれども、どう考えても、小金井市としては、見過ごして、はいさようならということを言ってはいけないお話なのではないですか。これはもう書類が出ているから、不確実性の話ではなくて、もう相当高い可能性で、出てくる可能性があるわけですね。それで、出てくるとしたら、2月3日の3週間前だとすると、1月にも出てくるのかな。そうすると、11月が終わって、もうすぐ12月でしょう。1月に、もしそれがどんと出てきたときに、稲葉市長も我々も、その場で、そんな高い買物の話で、全然分析もしていなければ、買うか買わないかの判断、その場でつかないと思うんです。実は、本当は、もしそういうお話が、委員長、現実に進んでいるのだったら、本当は、今日のごみ処理施設建設等調査特別委員会は、そのことについての集中審査ぐらいしてもいいのではないかというぐらい、これは重要なことではないですか。そうでしょう。だって、土地がなくて、困って困って首が締まっている小金井市が、それだけ大きな土地が出てくるという話が、実際、行政に情報が、書類まで出ていて、何でここに報告されない。もし私が今日質疑しなかったら、議論にもならなかったわけでしょう。小金井市のごみ行政はおかしくないですか。納得できないでしょう。
 では、委員長に聞きたいんですけれども、正副委員長の打合せなどで、委員長のところには、その情報は来ていましたか。
 ちょっと、この市のごみ行政は何をやっているんですかということなんです。何で、こういう情報が、行政の中にあって、きちんと議会側に伝わらないんですか。たまたま聞いたから、今、答弁があったんでしょう。そんな話は全然ないでしょう。何ですか、このやり方は。市民にだって、議会にだってこんな重要な情報を出さないで、何を考えていたんですか。ちょっと、休憩してでも、ちゃんと整理して答弁していただけないですか。この委員会に対しての誠実さを、行政は問われていますよ。何ですかということです。

◯露口委員長 再開いたします。
 先ほど、渡辺委員の方から委員長の方に少し言われたんですけれども、広大な土地についての関心が薄いというような意見だったと思うんですけれども、その件につきましては、情報が、非常に、私自身、委員長として遅かったということを認めまして、謝らせていただきます。事実でございますので、知らなかったので、申し訳ありません。あとはまな板の上の鯉ですから、何とでもしてください。

◯渡辺(大)委員 議事進行。私は、別に委員長に謝罪を求めたわけではありませんが、今の、委員長が知らなかったということだけは記憶にとどめておきたいと思います。
 それで、委員長、議事進行上、私はこう思うんです。本当だったら、行政からきちんと報告などがあるべきテーマだったと。ちょっと私、さっき興奮してしまって、言い方が失礼で申し訳なかったので、これは謝りますが、これは、委員長、どうなんでしょうか。小金井市の重大事案ですよね。緊急事案ですよね。ところが、今、我々の手元にはその地図もないでしょう。用途・容積はどうなっているのか、それから、申請書が出たというんだけれども、その申請書もないでしょう。それから、地籍がどうなっているのか、どういうふうに筆が分かれているのかとか、それから、周辺部分がどんな状況になっているのか、大体は、我々、市会議員ですから分かっていますけれども、正確に、どこにどんな建物があってというのは分からないでしょう。やはり、そういった資料がきちんと、今日のこの委員会に提示されるべきではないかと。だから、委員長が知らなかったこと自体は、私は分かりましたけれども、やはり、それをリカバリーして、慎重にきちんと、どういうことが今、客観的に、新しい状態として出てきたのかをきちんと把握するためには、今、私が言ったような資料というものは、今日、この委員会できちんと提出いただいて、我々として正確な事実関係を知った上で、いろいろと質疑すべきではないかなと、私は議事進行上、委員長に、是非、今日それを委員会に出していただいて、今、ここには13名の委員しかいません。残り11名の人は、ここの委員会の委員でもないし、こういうことはどうなんでしょうか、正確に、我々は情報を把握すべきではないかと。
 なぜ私がこう言うかというと、例えば、中央大学附属高等学校の隣接敷地のことを思い出してみると、学校法人中央大学は、大分前から、国と交渉していたわけです。で、ちゃんと附属中学校の敷地として確保できたわけでしょう。ところが、あのときのことを思い出してみると、小金井市は、もう間際で対応できないとか、こんなに短い期間の中で意思決定できないとか、そういう中で、あの敷地に関しては、結果的には小金井市として取得はしないということになったんですけれども、やはり、もし買うとなれば、恐らく、安くても20数億、30億に迫るぐらいの金額かもしれません。こういう土地に関しては、やはり、きちんと関係情報を、今からきちんと分析して、そして、どうするのかを考えておかないと、またタイムアップみたいなことになったら、広域支援先にも、国分寺市にも、調布市や府中市にも言い訳がたたなくなってしまうと思うんですね。それだけの、今、重要なことが、大矢部長から新しい情報として、さっき答弁が出たと、私は思っているので、そういった資料をもとにした質疑を、今日、この13名の委員で深めておく必要があるのではないかと思うんですけれども、その点について、まず委員長の見解を求めておきたいと思います。
 なぜかというと、事前の正副委員長打合せのときにこういう情報がもたらされていれば、多分、露口委員長も、森戸副委員長も、関係資料はちゃんと出してくださいよと言ったと思うんです。だから、その点に関しては、今日、この場に出ないのはおかしいのではないかと思うんです。
 それと、さっき私、ちょっと早口で言ったので、正確にメモがとれていないかもしれないので、ちょっと議事進行上、どういうことを私が聞きたいのかということを、詳細に申し上げておくと、まず一つが、11月1日に出てから、少なくとも3週間以上たっているので、少なくとも3回、庁議があったと思うんです。その庁議の場では、きちんとこの情報は共有されて、議論されているのかどうか。それから、都市整備部からごみ処理施設担当、ごみ処理施設担当から副市長、副市長から市長には、何月何日にこの情報が伝わったのか、こういうことを、時系列的にきちんと答弁してもらわないと分からないなと思うんですね。こういったところを明確にしていただきたいなと思うのと、それと、議会の方に情報を知らせないでいいんだというふうな判断、つまり、このごみ処理施設建設等調査特別委員会にこういう情報を、公式の場か非公式の場かは別にして、知らせなくていいんだという判断は誰がしたんでしょうか。これは、私がもし行政当局だったら、もし、公式の場で言いにくい話だったとしたら、非公式な場ででも、きちんとした報告をすぐにしたと思います。重要な情報ですから。そうすると、議会には知らせないで、今日のごみ処理施設建設等調査特別委員会もそのままスルーしてしまおうということは、こういうことは誰が決めるんですか。決定的に信頼関係を損ないますね。こういう点について、きちんとしていただきたいし、あとは、先日、国分寺市の方には稲葉市長が対応されたようですが、国分寺市の方には、稲葉市長は、実は11月1日にこういうものが出たという情報については、国分寺市長の星野さんの方には、あるいは当局の方には、小金井市の方から何らかの連絡はしたんですか。それとも、国分寺市にはそういう話は一切しないで、これも、我々議会にスルーしたように、国分寺市にそういう情報は伝えないでスルーしていたんでしょうか。ちょっと、こういうことをきちんと答弁してもらわないと実態がよく分からないということです。
 あと、最終的に、これははっきりしていますが、この土地に関して、そういう書類が現に都市整備部に出ているということは、公有地の拡大の推進に関する法律で小金井市が取得できるチャンスが、1月ぐらいに意思決定を迫られる場が来ると思うんです。それに向けて、どういう考え方で臨んでいくのか。また、準備はどう進めるのか、こういうことについて、きちんと、ひとつひとつ丁寧に、是非、答弁をいただいておきたいと思います。
 委員長、冒頭の資料請求については、各委員の方の意見もあるでしょうけれども、私は、これだけのことがあって、資料も何も配らせないで、その日は、今日は委員会閉じてしまいましたと言って、市民に説明がつかないと思うんです。ちゃんと資料が出れば、皆さん、それぞれ質疑もあるだろうと思うので、ちゃんとそうすべきかなと私は思うんですけれども、余り押しつけがましい言い方はしないんですけれども、自然の姿はそこではないかと思うんですけれども、委員長の見解もあわせて伺って、もし出すべきだという判断だったら、この場に出していただいて、みんなで質疑したらどうかと思いますが、いかがでしょうか。議事進行上、申し上げます。

◯武井委員 議事進行。渡辺委員から、今、そういう類の議事進行が出ましたが、私は、本問題については、調布市、府中市に対して一定の申入れもし、それに基づいて報告を国分寺市にも逐一しているという状況なわけですね。仮に今、大きな土地についてのことがあれば、それは大きな方針転換ということになるわけでして、仮の話を国分寺市の方にしたか、しないかというようなことを言うような段階ではないし、また、このごみ処理施設建設等調査特別委員会でそんなことを一度も議論したわけではないですから、今までの小金井市の方針、あるいは、また、委員会の報告があった状況等を踏まえて、これは慎重に、きちんと答弁をしていただきたいと思います。

◯露口委員長 一つ、委員長としては、これは、今まで議論してきたことを一変するような内容にもなりかねないという気持ちはあるんですね。先ほどもちょっと述べたと思うんですけれども、やはり、今の広域支援というものを一番に大事にして、行政というのは進んでいただきたいというのが、私の個人的な考え方です。委員長ではありますけれども、個人的な考え方です。その中で、今回新たな、そういう土地、物件ということを知らなかったのも事実でございます。その中で、一気に今日、方向性としては、確かに、資料をと渡辺委員の言っていることもないわけではないと思います。ただ、これまでに至るまでには、大きな市民検討委員会の結論も踏まえて、本日に至っております。そうした中で、今、武井委員の方からも、ちょっと方向性の違う、調布市、府中市との方針に関しての大きな問題でもあるということが出ましたので、これはまた別の、委員会としては、当然、一番所管のところだと思うんですけれども、それも踏まえて、幹事長会議、あるいはその他のところで、もう一度議論して、どこまでやっていいのかなというのが、正直言って分かりかねております。過去に、ある意味でさかのぼるようなことにもなりますので、そのことと、今後の小金井市のごみ行政というものを、ある程度比較検討していかなければならないという点もあるので、方向性については、委員会ですから、委員会の中では、私の見解はこれだけです。後は、皆さんの意見と、それから、市に対してどういう見解を持っていくのかということを、まず聞いてみたいと思っております。

◯斎藤委員 議事進行。今、委員長が、今までの流れを一変するような議題かもしれないとおっしゃったんですけれども、それは是非撤回していただいて、我々は、二枚橋で処理施設を建設するという計画を、いまだに進めているわけですから、それはそれとして、しっかり、委員長にもとらえていただきたいと思います。ただ、今の渡辺委員の質疑によって、そういう敷地が、所有者の方から、手放してもいいという意思がはっきりした上で言えば、本来の、今までの流れで積み上げてきたこと、それから、これからの方向性ということを堅持した上で、そういう情報もあるということを改めて我々が認識するということは、これは決して悪いことではないと思いますが、その事態が変わったとか、そういうことではないという状況の中で、隠し立てなく質疑を続行するべきだと思います。

◯露口委員長 すみません、私、先ほど、斎藤委員のご指摘のように、大変大きな誤解を招く内容の発言があったと思うので、その辺、できれば訂正をお願いしておきたいと思います。

◯渡辺(大)委員 今、二枚橋というのが市民検討委員会の答申ですね。それで、行政決定も3月になされていますね。それで、市議会の中で方針転換しろと言っている会派もありますが、大勢は二枚橋で、何とかするように努力をしようということで進んできていると思います。斎藤委員が言われるとおりだと思います。
 ただ、こういうことだと思うんです。何で、二枚橋に最終的に答申が落ち着いたのかという経過を見てみると、様々な可能性を議論してきた中で、最終的に、民間の土地なんかは、これはもう、所有者から手放させるのは至難の業で、無理だということで、早い段階で全部落としてしまったという経過があるわけです。ところが、もし、これが、民間の敷地が、こういう、売買できる状況があれば、市民検討委員会は全然違った結論を導いていたのではないかと。なぜかと言うと、市民検討委員会の審議の流れは、委員長、よくご存じのとおりなんですが、二枚橋にみんな、好き好んで持っていった検討委員会の委員なんて一人もいないんですね。何とか避けたいと。でも、これしかなかったという形なんです。
 それから考えて、もし、新しいこれが出てきましたと。まだ雲をつかむような話だったら、私、今日ここで、ここまで言わないんです。実際に、行政に公の申請が、届が出ていると。そういう客観的な事実があるとなれば、そうしたら、公有地の拡大の推進に関する法律に従って、所有権移転の3週間前に、小金井市の方に打診があって、3週間で数十億円の買い物の判断はつきますか。つかないと思います。
 だから、私は、今日、全部解明する必要はないと思っていますけれども、少なくとも今日は、どういう申請なのか、地図は、どこが売りに出たのか、地図を見ないと、どこからどこまで売りに出たのか、正確には分からないでしょう。私の手元にこういう地図があって、これは、ちょっと変なT字型だけれども、道路端のところは除いて、ここから入れて、こういう敷地ですね。それから、筆ごとの所有者の一覧表も、私の手元にあるんですね。地番と地目と地籍と所有者、個人名も全部入っていて、これは個人情報だから読み上げられませんが、こういうのを、ちゃんと、今日、少なくとも把握しなければいけないのは、どの部分の敷地が、どれだけの面積で売りに出る可能性が出たのかという、地籍とか地図とか、そういうことぐらいは、今日、しっかり確認して進むべきではないですか。結論を今日ここで出すとか、方針を今日変えるとか、そういう話をしているのではないんですね。ただ、何が起きているかは、今日、まず把握しましょうよと。そして、場合によったら12月議会の、なるべく早い段階ででも、幹事長会議か、このごみ処理施設建設等調査特別委員会か、今月中なのか分かりませんが、しかるべきまで、どうするかは、行政と一緒に一生懸命汗をかいて考えるということが必要だけれども、今日は、最低限、何が起きたのかだけは正確に把握しませんかと、私は申し上げたんです。そうすると、資料を出してもらわないと分からないでしょうと。(「資料、ください」と呼ぶ者あり)だって、これは、コピーして私が配ったって、行政で出ているものでないと分からないでしょう。だから、正規の資料でやらないと。いつも、私がプライベートで入手した資料ばかりでやっているのは、そもそも変なんだから。行政が出すべきなんですよ。
 だから、それはどうですかということを申し上げているので、そこはちゃんと整理してから入ってください。

◯露口委員長 要するに、私自身は今日初めて知ったことなんだけれども、渡辺委員は大変詳しく知っていらっしゃるんだけれども、その辺で、かなり温度差があるんですけれども、今日答弁できるものはできるもの、それから、短時間で出せるものは出してもらうとか。しかし、全体に関しては、資料として出してもらう、あるいは幹事長会議で結論というか、状況を報告してもらう、こういう流れになると思うんだけれども、皆さんの意見をまず聞きたいんです。
 ちょっと休憩します。

◯露口委員長 再開いたします。
 議事進行上、長時間、申し訳ありませんでした。
 それで、このあとは、議事進行に対する答弁という形でよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)では、答弁を求めます。

◯大矢都市整備部長 貴重なお時間を頂きまして、ありがとうございました。
 それでは、資料要求とのことでございましたが、答弁させていただきたいと思います。
 まず、所有者でございます。所有者につきましては、大和自動車交通株式会社。一部、大和自動車教習所所有のものもございます。地籍につきましては、1万3249.57平方メートル。用途容積でございますが、30メートル道路側が、第一種住居地域60-200でございます。建ぺい率が60%、容積率が200%。30メートル道路、北側の道路境界から30メートル、この範囲が第一種住居地域でございます。それから以北、北側につきましては、第一種低層住居専用地域で、建ぺい率40%、容積率が80%ということで、契約予定日につきましては、平成23年2月3日ということでございます。

◯大久保副市長 それでは、議事進行で2点目以降の項目について、私の方からご答弁させていただきます。
 まず、11月に3回の庁議があったが、どうだったかと、こういうご質問でございます。決論的に言えば、議案として提案し、質疑などしてございません。これは、2点目の項目に絡んでいるところでございますけれども、従来の考え方といたしましては、まちづくり条例に基づく第29条の届出並びに、公有地の拡大の推進に関する法律に基づく届出があった場合といたしましても、現状、庁議の中での質疑はしてございません。
 次の質問項目でございます。副市長はいつ知ったのかという関係でございます。11月2日付けで収受されまして、私のところに来たのは11月15、16日ではなかったかと思っております。1日か2日で決裁したのではないかと思っております。この段階で、ごみ処理施設担当には、合議は特にしてございません
 それから、ごみ処理施設建設等調査特別委員会に知らせないということは誰が指示したのかということでございますが、私としては、そういう指示はしてございませんけれども、結論的に言えば、この届出でもって、ごみ処理施設建設等調査特別委員会に改めて資料として提案することについてはいかがなものかというふうに、今の段階では思っているところでございます
 それから、国分寺市への情報提供はあったのかという点でございますが、これも、再三申し上げますように、対外的に伝えるところまで行っている状況にはないというところから、情報提供はしていないところでございます。
 それから、公有地の拡大の推進に関する法律の届出に向けてどうするんだと、こういうご質問でございます。行政といたしましては、これも再三申し上げておりますけれども、二枚橋衛生組合の跡地で行政決定しているところでございます。状況等につきましては、大変厳しいところでございますが、なお引き続き努力していきたいということで、答弁にかえさせていただきます。(不規則発言あり)
 すみません、若干、答弁訂正をさせていただきたいと思います。ごみ処理施設建設等調査特別委員会に知らせないでよいと誰が判断したのかということでございますが、議会に知らせることがいかがなものかという発言でございましたが、議会にお知らせする状況にはなかったという点につきまして、答弁訂正をさせていただきたいと思います。
 私の決裁以降、市長がどうだったかにつきましては、市長の方から答弁いたします。

◯稲葉市長 今、副市長の方が11月15、16日で、1日、2日のうちに決裁したのではないかというふうにおっしゃいました。これは、決裁の期日が示されておりません。ですから、正確にいつということにはなりませんが、ちょっと、私のところ、忙しくて決裁がたまっておりまして、休みに出てきて片付けているという状況なものですから、多分、私のところで3日、4日止まっていたのではないかなと。正確ではありませんけれども、そういうふうに答弁させていただきたいと思います。

◯三上ごみ処理施設担当部長 今回の件につきましては、先ほど副市長から答弁がありましたとおり、私ども担当の方には、この件については合議として回ってございません。したがって、この間、私どもはこのことについては情報を持っておりませんでした。

◯稲葉市長 この決裁はまちづくり担当課から上がってきておりまして、まちづくり推進課、そして都市整備部長、それから副市長、私というふうになっていますから、このラインで来ておりますので、その周辺しか知っていないというふうにご理解していただいて結構だと思います。



2010年12月2日 小金井市議会 本会議


◯23番(渡辺大三議員)(前略)新ごみ処理施設問題についてから質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 (1)が、売却の可能性が高まった自動車教習所跡地の取り扱いはということで通告をさせていただいておりますので、伺いたいと思います。去る11月22日のごみ処理施設建設等調査特別委員会におきまして、私の方で、市民の方々からいろいろ問い合わせがあったことも含めて、大和自動車教習所跡地がその後動きがあったのかということで質問しました。それに対するご答弁は、11月1日に大和自動車教習所跡地の所有者の方から小金井市まちづくり条例に基づく大規模土地取引行為届出書というものが出され、それを11月2日付けで受理し、それでその後、まちづくり推進課、それから都市整備部長、それから副市長、それから市長と起案が上がっていったということでありました。それで、ごみ処理施設担当や環境部の方とは特に合議はしていないということでございました。そういうご答弁で、その日はそれ以上、びっくりする答弁だったので、何をその場で聞くかと言っても、質問もちょっとよく思い浮かばなかったんですが、その後、事実関係も少し調べてみて、今日は少し幾つかこの土地の問題について事実関係を伺っておきたいというふうに思うんです。
 それで、大変意外だったのは、あの日、私はごみ処理施設担当の方はこの大和自動車教習所の話はご存じだったんですかということで伺いました。そのときに、三上ごみ処理施設担当部長は、今日の、つまり11月22日の私のその質疑で初めて知ったと、こういうご答弁でした。しかし、その後、私もいろいろ調べてみまして、意外なことがまた分かったので、ちょっと伺っておきたいんですが、それは、9月の時点ね。11月ではなくて、9月の時点で小金井市の方に、民間の業者さんとでもいうんでしょうか、そちらの方から、大和自動車教習所に関して土地所有者が、言ってみると、売る意思があるというのか、いわゆる売却話というのがあるけど、小金井市としてはどうするのと、こういう問い合わせが環境政策課長のところに入ったと。環境政策課長にお尋ねをしましたらば、環境政策課は直接の所管ではありませんので、環境部長の方に伝えたというお話でした。それで、私が環境部長の方にお話をけさ伺いました。その結果、環境部長の方はごみ処理施設担当部長とはいろいろな打合せも含めて意思は疎通していて、伝えたはずだと、こういうふうに環境部長がおっしゃいました。環境政策課長と環境部長は直接的には新ごみ処理施設担当ではないんですよね。だから、ごみ処理施設担当部長の方に伝えたはずだというお話だったんです。それで、その後、ごみ処理施設担当部長の方に電話でお話をしまして、ごみ処理施設担当部長は環境部長の方から大和自動車教習所の売却話が出ているということについて、9月の時点で聞かれたんですかということで質問いたしましたらば、ごみ処理施設担当部長の方は記憶にないんだというお話なんですよ。それで、ちょっと私も面食らった面があるんですけれども、電話でのやり取りだけでは何なので、大事なことですからこの場で伺っておきたいんですけれども、けさのお話、つまり環境政策課長のところに民間の方から大和自動車教習所の売却話というのが持ち込まれ、それを環境部長の方は環境政策課長から話を聞いたという事実関係はあると、けさお認めになったんですが、事実そのとおり間違いないか。それから、環境部長の記憶によれば、ごみ処理施設担当部長にはその話はしたはずだと、したつもりですと、こういうふうにおっしゃったんですが、その環境部長のご記憶というものに関しても間違いがないかどうか。それから、ごみ処理施設担当部長に伺いたいのは、けさの時点ではそのような話を環境部長から聞いた記憶はないとおっしゃったんですが、事実その認識のとおりなんでしょうか。ちょっとその点だけ個々にご答弁いただきたい。

◯環境部長(深澤義信) 今の件でございます。課長の方から、日々業務の問題や市民からのご意見等につきましては報告を受けているところです。また、今回の教習所の件につきましても報告はあったというふうに私の方では記憶しているところですが、それがいつごろあったということは、ちょっと記憶が定かではないところでございます
 また、この件につきまして、ごみ処理施設担当部長の方に伝えたかということの問題につきましても、ごみ処理施設担当部長と私との方では、日々いろいろな問題について検討しているところですし、協議は密に行っているところです。その中で今回の問題につきまして報告を私はしたというふうに記憶しているところなんですが、ちょっとその辺についても定かではないところでございます。本当に申し訳ありません。

◯ごみ処理施設担当部長(三上順本) 私は環境部ごみ処理施設担当部長でございまして、環境部を統括する環境部長とはその連絡体制については常に維持しているというふうに考えているんですが、今回、この件について、大変申し訳ないんですが、ちょっと聞いたのかどうか、その辺のところについては記憶がございません。大変申し訳ございません。

◯23番(渡辺大三議員) けさ電話で伺った話と大体同じお話でした。そこで、ちょっと伺っておかなければいけないなというふうに思うのは、二枚橋というふうに今年3月に行政決定されております。そのことは一つ小金井市の現在の行政の意思ということになっているんですけれども、ただ、ご案内のとおりでありまして、土地所有者である調布市の反発は相当強く、過日、副市長が先方の副市長をお尋ねした際にも、全く状況に変化はなく、全くそういう意思はお持ちでないと、こういうような感想を持って帰ってこられたような状況です。また、府中市の方も全然、こちらの方も一歩進んだような形で何か動いたという実態もないんですね。そういう中で考えると、大和自動車教習所を買うとか買わないとか、そういう判断はちょっと先に置いたとしても、比較的東八道路沿いで、二枚橋から一定距離はありますが、1万3,000平米のこういう敷地が出てくるという話を環境部長あるいは環境政策課長は聞かれたわけですが、環境部長はそれを聞いたときに、例えば市長に報告を上げるとか、庁議で話題にするとか、あるいは部長会ですか、各部連絡会議で話題にするとか、あるいはごみ処理施設担当と少し密に、密度濃く打合せをして、どちらに決めるにせよ、その来た話についてきちんと処理をしなければいけないと、こういう認識を環境部長はお持ちになられなかったということになるんですけれども、それはなぜそういうふうになったのか、率直にどんなふうに思われて、そういう処理になったのかちょっと疑問なので、そこだけ教えていただけますでしょうか。

◯環境部長(深澤義信) 今の件につきましては、私の方で課長からそのような連絡を受けたというふうに今では思っているところです。その中で、これにつきましては庁議、また市長等に報告というものをやらなければいけない分野なのかもしれません。ただ、一市民からそのようなご意見を頂いたものについて、一つ一つ庁議にかけたり、市長に報告したりということにつきましては、やはりそれがきちんとした形で表に出ているものであれば、また報告しなければいけないという問題と認識するところなんですが、それについてはなかなか一市民の方からそういうご意見があったというところの範囲でとどまってしまうのかなというふうに考えているところです。

◯23番(渡辺大三議員) 私が何を考えているかといいますと、要するに、土地の売買に関して自治体が土地を買う場合には二つのルートがあると思っているんですよね。一つは任意売買、これは、要するにお互いがお互いに話し合って、一定の価格で折り合いをつけて売買する場合、これは任意の売買なんですね。もう一つの売買の方法が、実は公有地拡大法に基づく売買でありまして、法律の規定によれば公示地価で買うと決められているんです。勝手に持ち主が価格をつり上げたり、あるいは買おうとしている小金井市の方が価格を下げたり、そういうことはできない、公示地価で買うということが原則になっているんですね。今回、ちょっと私の方でこれはどう考えたらいいのかなと思っているのは、買う買わないの議論はちょっと置いたとしても、要するに公有地拡大法の手続の方に乗って出てくると、これは公示地価で買わなければいけないんですよ。この敷地は恐らく27、28億円ぐらいの価格になってしまうと思うんですね。ところが、任意売買の場合は、今、こんな景気経済の情勢ですから、少し不動産に詳しい人たちにお話を伺ってみると、公示地価ではなかなかあれだけの規模の土地は今さばけないでしょうと。そうすると、恐らく22、23億円、つまり任意売買した場合は5、6億円は金額が下がるのではないのかなと。小金井市がそれを任意で買おうとした場合なんですね。ということになると、環境部ということでいうと、そういう情報が入っていたことを、言ってみると、スルーしてしまったわけですよね。そのことによって、実は環境部がスルーしたために提出されたのが、都市整備部の方に11月1日に出された大規模土地取引の届出書ということになって、こっちのラインでいくと、最後は公示地価で買わざるを得ないということになってしまうのではないかと思うんですよね。ちょっとこれは都市整備部長に伺いたいんですけど、公有地拡大法で出てきた場合は公示地価を基準にした価格で買うと法律に明記されていますけど、そういう事実関係、多分お詳しいのでご存じだと思うんですが、そういう認識で間違いないですか。公示地価を基準とした価格で買うということが法律に明記されていますよね。私は事前に法律を読んできたので、そう書いてあるので、ただ一応念のため聞きますけど、そういう認識で間違いないんですか。

◯都市計画課長(酒井功二) ただいまのご質問にお答えいたします。公有地の拡大推進に関する法律の第7条でございます。地方公共団体等は、届出等に係る土地を買い取る場合には、地価公示法第6条の規定による公示価格を基準として算定した価格をもってその価格としなければならないということで、おっしゃるとおりでございます。

◯23番(渡辺大三議員) 今、都市計画課長にご答弁いただいたとおりなんです。何がやはり問題かというと、我々議会の方もきちんと考えておかないといけないのは、言ってみるならば、環境政策課長、環境部長の方に来た話というのは、任意売買の話だったということなんですよね。だから、任意売買の話を、買う買わないは別にしても、そこを見逃してしまうと、後でもし買おうとなったときには、言ってみると、高いお金で買わざるを得ないと、値下げ交渉ができないということになってしまうわけですね。したがって、その前段で、私の方が思うのは、やはり環境部長あるいはごみ処理施設担当部長などがしっかりとこの問題を受け止めて、市長や副市長ときちんと相談をして判断をするべきだったのではないかというふうに思っているんです。そういう意味では、この間のごみ処理施設建設等調査特別委員会では、どうも11月に初めてこの文書が出てきて分かったみたいなお話で、それは都市整備部的にはそうなんですよね。だけど、環境部の方にその情報が9月の時点で届いていたということに関しては、我々もきちんと記憶にとどめておく必要があるのではないかなというふうに思っています。
 それで、時間が今日は余りないので、てきぱき進めますと、今度、11月、まちづくり推進課の方に大規模土地取引の届出書が出ました。この間のごみ処理施設建設等調査特別委員会を聞いていても、やはり納得できないところがあるんですが、まちづくり推進課長から都市整備部長、それで副市長、市長と決裁が進みました。しかし、明らかになったのが環境部長やごみ処理施設担当部長との合議は行われなかったということなんですよね。それで、私は合議に関する基準というはどういうのがあるのかなということで、事務決裁規程を見てみましたらば、第3条第1項にこう書いてあるんです。必要に応じ関係部課の合議を経て、決裁、専決又は代決を受けなければならないと、こういうふうに明記されているんですね。これはまちづくり推進課長と都市整備部長及び副市長、市長それぞれに伺うんですが、面積から考えても、立地その他もろもろから考えても、また二枚橋をめぐる現下の小金井市の状況から考えても、買う買わないどっちに判断するかは別にして、少なくともごみ処理施設関係の両部長職と合議をしないでもいいんだと、市長、副市長、都市整備部長、まちづくり推進課長が考えられた根拠をちょっと手短かにお一人ずつ述べていただけますか。

◯都市整備部長(大矢光雄) それでは、まちづくり推進課の方でもって届出が出てきました大規模土地取引行為の届け、これについての経過と合議についての私どもの見解、これについてお話をさせていただきます。
 まず、大規模土地取引行為の届出はまちづくり条例第29条、土地の移転等の契約が行われる、要するに大きな土地ですね、5,000平米以上の土地が動く場合につきましては、契約の3か月前までに届け出てくださいという形のものでございます。一般的には、まちづくり条例第31条、土地利用も当然その土地がどのような形でもって動くのかということで利用されるのかというような届出も同時に出されるのが通例でございます。今回の場合にはそういったものが出されなかったということで、単なる土地の移転が行われるというまちづくり条例第29条の届出ということでございまして、私どもは、ご質問者がご案内のように、申請に基づいて市長決裁まで得たという中で、合議の点につきまして、私どもにつきましては通常、大規模土地取引届出が出た場合も一般的には合議は行っておりません。必要な土地だということで各部の方から要請があれば、事前にそういった土地が動いたという情報は提供いたしますけれども、特段そこら辺の話もないという中で、通常の流れでもって市長決裁を得たというのが私どものスタンスでございます。

◯副市長(大久保伸親) 私のところに決裁が回ってきました点につきましては、この間のごみ処理施設建設等調査特別委員会等でお話ししたとおりでございます。11月2日に収受をされまして、その後2週間程度かかっておりましたので、大分時間がかかっているなというふうには考えました。ただ、今、都市整備部長が申し上げたとおり、本来ですと、土地の、これはまちづくり条例第29条に基づく届出ということでございまして、一般的には同第31条に基づきまして土地の利用構想等の届出と同時期に提出されるものということで、これは今回の一般質問の資料として渡辺議員にはお渡ししてございますけれども、いわゆる譲り受け人につきましても未定という形でございます。そういう意味では、非常に大きな面積が出たなという認識はございますけれども、こういう届出等があったということで、まちづくり推進課の報告を受けて決裁をしたというところでございます。

◯市長(稲葉孝彦) 今、副市長が答弁したとおりであります。まちづくり条例第29条に基づいて出されたということで、この土地に関してそういう届けが出たということで、これを買おうとか、そしてこれを何とか小金井市が別に利用しようと、そういう考え方は持っていませんので、そのまま決裁しました。

◯23番(渡辺大三議員) ご答弁いただきました。それで、私が今のお話を聞いていて、大矢部長が各部の方からその土地に関して小金井市としてその土地を押さえて、こういうふうに使いたいと、こういうことがあれば情報もいろいろ提供してと、こういうご答弁があったんですね。それで、実は、私の認識に間違いがなければ、小金井市には新ごみ処理施設の問題を特に中心に取り扱う対策本部が設置されているというふうに思うんですね。この対策本部の本部長はだれなのかというと、稲葉市長ということになっています。副本部長が副市長と教育長になっているんでしょうか。それで、メンバーはということになると、部長職全員と、恐らくごみ対策関係の課長がこのメンバーになっているのではないかと思われるんですね。それで、そういうふうに考えてみると、何で部長職を全部網羅したようなごみ対策本部が設置されているのか、平成21年8月に設置されていますね。やはりそれぞれ構成員になっている部長職が、常在戦場と言うのではないでしょうか。ごみ問題についてうちの部は関係ないよと、こういう認識ではなくて、常にごみ問題については、三上部長とか深澤部長だけということではなくて、全庁的にアンテナを高くして情報を収集し、分析もし、また責任を持ってやっていうと、こういうことからこの対策本部が設置されていると思うんですね。したがって、大矢部長もそのメンバーのお一人であられるわけですから、当然のことながら小金井市の現下のごみ処理施設用地の確保の状況ということはつぶさにご存じのはずなんですよね。やはりそういうふうに考えてみると、そういうものに関して私は単に一般的な大規模土地取引の準備行為として書類が出てきたということではなくて、やはり庁議なり各部連絡会議なりできちんと話題にされるべきだろうし、あと合議に関してもやはり部長のところまで、まちづくり推進課長は事務的にやったとしても、大矢部長は対策本部のメンバーでもあられるわけだから、これはやはりごみ問題も含めて、買うにせよ、買わないにせよ、きちんと議論して判断すべきだと考えるべきだったと思うんですね。それ以上の部分でいうと、やはり副市長と市長の責任が大きいと思っています。ごみ対策本部の本部長であり副本部長なわけですよ。こういう大規模な土地が出てきたというようなときに、この問題についてごみ処理施設担当部長や環境部長も知らないようなところで処理してしまって、お二人に知らせない。11月22日にたまたま私が質問したから、大矢部長が丁寧にご答弁いただいたわけなんですけど、それまで三上部長は知らなかったというわけですよ。三上部長がそれを知らなかったという状況にしてしまったのは、市長や副市長にも当然責任があるわけでしょう。最後まで決裁やっていて、伝えもしないんだから。でも、普通これは不自然ですよ、市長。市長がもしそれを決裁するというか、その書類を見たときに、普通だったらその場で三上部長に電話を入れて、この件は知っているのとまず電話ぐらい入れて、三上部長が何ですかと、そういうやり取りも全くなかったというこの市役所は、何かとても不思議な気がするんですね。
 少しちょっと質問を進めさせていただきたいんですが、いずれにせよ、こういう土地が出てきたということであります。今日、資料は皆さんのところにも配られていると思うんですが、この地図を見る範囲では、ちょっと私が思っていたのに比べて、地形がいいというかな、私はあそこの代書屋さんのずらっと並んでいるところは入っていないのかなと思っていたんですけど、1軒を除いては全部大和自動車教習所の土地になっているんですね。それで、南西の方だけが民有地が入っていますね。この南西の民有地は確か市内の農家の方がこの部分を相当持っていらっしゃるのではないかなと私は思っているんですけれども、それで、こういう敷地ということを見たときに、まず一つ考えなければいけないことは、市民検討委員会でいろいろな形でいろいろな議論をしてきました。実は、過日もどこかで言ったと思うんですけど、1位に挙げられた候補地ということでいうと、二枚橋が1位で15名でしたかね、一番多かった。それが答申になった最大の理由なんですが、複合的に分析すると、どこが一番評価が高かったのかというと、実は市民検討委員会では自動車試験場の東八道路側という部分が、確か1位、2位、3位に挙げたものを連結すると、二枚橋よりも評価が高かった敷地ということになるんだろうと思っていて、この敷地はその部分の隣接敷地ということになるんですね。それで、私はちょっとよく分からないので伺うんですけれども、買う買わないということはちょっと置いておいて伺うんですが、この土地にもし仮に新ごみ処理施設を建設するという場合に、住民合意が大変なのは市内どこでも同じことなんですけれども、何かこういう問題があってここは建たないと、こういう積極的に除外されるべき条件ということでいうと、この敷地に関してはこういう理由、こういう理由、こういう理由で建たないとか、あるいは建ちにくいとか、困難性があると、こういう部分に関して三上部長は、11月22日から相当日にちがたっていますが、その後何か分析をされたんでしょうか。その点お答えください。

◯企画財政部長(上原秀則) まず、私の方から答弁させていただきます。
 約1万平米を超える用地の取得の財源状況はどうかということでございます。お話によれば、20億円を超えるという用地取得費がかかるようでございます。その財源でございますが、一般的には目的、用途、こういったものがはっきりしておれば、地方債、起債を起こすことも可能でございますが、このような状況で一般論で申し上げますと、用途、目的がはっきりしていないものについては、すべて一般財源で手当てをしなければならないと、こういう状況になるわけでございます。ご案内のように、決算の状況でお示ししましたとおり、基金の現在高あるいは本市の今後の5か年間の中期財政フレーム、これにもお示ししましたとおり、今の時点でそのような財力は全くないというふうにお答えさせていただきます。

◯市長(稲葉孝彦) 2点目でございますけど、最終的な判断は私がさせていただきます。

◯ごみ処理施設担当部長(三上順本) 東京都の関連ですが、先ほどの答弁で、基本的に私どもはこの3月で二枚橋焼却場用地ということで市の考え方を明確にさせていただいているところでございます。基本的に私ども担当としての考え方は、この方針にぶれがあってはならないというのが基本的な立場でございます。東京都の方にも現在の状況、このような土地が出て、今、小金井市ではこういうことが話題になっているということで、つぶさに報告をしているところでございます。したがって、東京都の考え方については私どもと全く一致しているというふうな状況でございます。ごみ処理施設を建設する場合に建設場所が幾つも移っていくと、基本的にはそういうことにはなり得ないという考え方でございます。

◯23番(渡辺大三議員) ご答弁いただきました。これは市長に一言申し上げたいんですね。買うか買わないかということは、いろいろ慎重に検討する必要があって、今、市長は自ら最終的な判断をしたいというようなお話でした。ただ、その前段で企画財政部長が、そのような財力、そのような財源と言ったのかな、全くないというふうにおっしゃったんですね。ということは、小金井市というのは駅前ホールの頭金に26億円をつぎ込んで、ごみ処理施設になるかならないかは別にして、そういう土地を買うお金は1円もないと、論理必然的にこういうことなのかなと。今、小金井市が行っていることを総合すると、そういうことになるんですね。私は今みたいなお話を聞いていると、目的や用途を定めるのに困難性があるんだというご答弁だけだったら、それはそうでしょうということなんですけど、財源がない、財力がないというようなことをおっしゃると、私は今現在の市政、この定例会の冒頭で処理したようなああいう議案の内容などから考えると、一体小金井市というのは最優先は何なんだろうかというふうに思わざるを得ませんよね。財源はあるけれども、そこに建てる、買うか買わないかの判断だというのではないんでしょう。財源がないから買えませんということになれば、私は小金井市というのは市政運営の基本的な背骨というのかな、そういうところに関してやはりちょっと疑問を感じざるを得ません。